新「平和の主人 血統の主人」

まさに、成約時代の毒麦となられたお母様

《 黙示録18章 3-10 節 》

3 地の王たち(幹部たち)は彼女(お母様)と姦淫を行い、地上の商人たち(教会長たち)は、彼女の(高額献金を得た)極度のぜいたくによって富を得た。

7 彼女(お母様)は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。

10  彼女(お母様)の苦しみに恐れをいだき、遠くに立って言うであろう、『ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえ(お母様)に対するさばきは、一瞬にしてきた。

《①》新たな真実が分かってきました。・・・「平和の主人」の一部は既に訪韓修で語られていた。

 今日の家庭連合の姿、子女様たちの分裂は既に1993年の訪韓修で語られていました。


 下記の御言葉を「平和の主人 血統の主人」と同じ方法で紐解いてみます。このブログを書きながら、改めてお父様のご心情の悲しみと天の摂理の切なさが小さな私の心を包み込みます。


《 『蕩減復帰の峠を越えましょう』 》

    (女性修練会) 1993.12.20  韓国・済州研修院


この御言葉を読むにあたって

 (黒文字・紫文字は御言葉です。御言葉は省略していません)


 (赤文字)は注釈として私が入れた言葉です。

 (茶文字)も注釈です。



《 》内は、お父様が【 】で語ろうとされたことに対して、予め語られた原理的な要約になり、この【 】内は、統一教会の摂理的実態が語られています。


つまり、お父様は《 》を語ることが目的ではなく、【 】を語ることが目的であったことが分かります。


しかし、抽象度が強いために【 】の真意を理解した者は皆無だったと思います。


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① -1・・・お父様が語られた原理的要約


 旧約時代、新約時代、成約時代の目的


聖書では、「再び蘇るという」ことをいっているのです。再び生まれなければなりません。それで、イエス様にニコデモが夜に訪問して尋ねました。「いかにすれば救われますか?」と。その時、イエス様は「再び生まれ変わらなければ、それは救われません」と言いました。それでニコデモが言うのには「いかにして、大きくなって再び腹の中に入って生まれることできますか?」。「それも知らずして、イスラエルの先生になっているのか」と、イエス様が反問したことがあるのです。だから、重生の意味は重ねて生まれるということです。最初に生まれたことが間違っているから再び生まれ変わなければならないという意味です。イエス様は、はっきり話しましたが、その内容は説明しなかったのです。言葉では言っているのです。

   

      図-1 

 

 旧約時代、新約時代、成約時代です。


(先生が黒板に図―1を書かれる)


こうなるのです。神様の摂理の中心思想は、真の父母を(サタンから)再び取り返してくることです。創造するのではないのです。


 サタンによって盗まれていったのだから、もとがえしてこなければ、探し求めてこなければなりません。きのうの「真の自分を探しましょう」と同じく、失ってしまったということです。分かりますか? そうするには、良心を絶対なるものとして、それと一つとなる道以外には、自分を探すことができないというのです。それでは誰によって教わるのかというと、自分ではないのです。良心は何も知らないのです。堕落圏において長成(期)完成(級)基準の未完成期において、知らないで堕落した基準を凌駕する者が一人もいなかったのです。それを凌駕しないというと、サタンの支配下に永遠に止まります。


 それで、神様は真の父母として、蘇生(期)完成(期)基準ではなく、それを凌駕している完成(期)完成(級)基準に到達した場合には、神の直接主管圏に入るのです。だから間接圏は、神様の直接主管圏を中心として主管されるような基準に及んでいないので、その下に行って愛の問題を完成するようにはなってないのです。

分かりますか? (はい)。


何も知らないで堕落するのは、その知らない基準に神様は降りていくことができないから、そのまま待っている立場ですから、それを見ながらも、堕落することをほうりっぱなしにしました。それでアダムは分からなくって、知らないうちに堕落しました。そうなるというと、完全にアダム自体が分かるような基盤を、再び探してこなければならないのです。


 それを探してこられる方が、この世の中の救世主であり、宗教圏ではメシヤというのです。日本では、メシヤのことを食堂の親父と言ったね。(笑い)最初に先生に言ったのです。「メシヤは食堂の親父だ」と。(笑い)本当ですよ。霊的な食物の親父がメシヤです。そう考えてみると、それは間違いではないのです。


 旧約時代、新約時代、成約時代の目的は何かというと、アダム・エバが完全に完成し、完全なる真の父母の立場に立つべき立場を失ってしまったのだから、地上のサタンから、真の父母たる者を再び取り返してこなければ復帰ができません。復帰は反対の道をたどっていくので蕩減復帰しないといけないのです。だから、これは皆、連関関係を持っているから一つでも抜いたら説明に困るのです。


 本当は、きょう「蕩減復帰の峠を越えましょう」という話をしたいのです。


(先生が黒板に図―2を書かれながら説明される)


  

      図-2


神様。これはアダムです。エバです。カインです。アベルです。サタンです。アダムです。エバです。カインです。分かりましたね。アベルです。


堕落しなかった場合には、神様の命令にアダムが従えばいいのです。アダムの命令にエバが、エバの命令に長男が、長男の命令に弟が従った場合には、それで済むのです。主体のプラスの前に横的になって、一つになればいいというのです。

だから、アダムの命令をエバが守ればいいのです。エバがアダムの命令と一体になった場合には、相対関係だから、神様の直接命令を受けなくても完全なる完成の立場に立つのです。


 中央政府を中心として、国会を中心として、行政機関を中心として、中央の下には県があるのです。県知事を中心として、県全体が県知事と横的に一つになれば、中央政権の干渉がなくても、国家という木の枝の立場を守ったと同じような価値の位置に立つことができます。郡は郡の長を中心として横的に一つになればそれでいいのです。県の知事に聞く必要はありません。分かりましたか? (はい)。こういうふうになっているのです。


 だから、この前にも言ったように、良心は神様の前には第二の神様の立場であるのだけれど、自分には絶対なる神様であるというのです。だから、神様が干渉しなくても、プラス・マイナスが一つになれば、それで「オーケー」です。


分かりましたか? (はい)。 

① -2 原理的要約を前提として語られた統一教会の摂理的実態


(注:ここから語られている「エバ」とはお母様になり、その夫が「アダム」のお父様になります。そうみると全体的な文脈が整然として理解可能となります。そして、これに続く次回ブログの御言葉に「アダム」がお父様として登場しますから、ここでの「エバ」はお母様をあらわしていることは間違いないと思われます。


その根拠の一つとして、下記の(※1)に「カインがアベルを殺したように」とアダム家庭を引き合いにしているということは、ここは、アダム家庭のことを語られているのではなく、アダム、エバ、カイン、アベルとは中心家庭のお父様であり、お母様であり、長男の孝進様であり、次男の興進様のことを言っているとみていいと思います。


もう一つの重要な根拠は、下記の(※2)で「お母様」と語られていることです。


三つ目の根拠は、次回の記事に出てきます。



 「平和の主人」でもそうなのですが、お父様のこの様な御言葉は、長い文脈の後ろの方に答えがあります。御言葉を読む際において重要なことは、間違った原理観、間違った信仰間からくる矛盾を解決する為に、思い込み、既成概念を全て捨てて、明らかにされていなかった真実を求めて、その真実の姿がこれまでと真逆な実態であったとしても、感情的に反発することなく、正しい原理観と真の愛の基準に立って、他の御言葉とも整合性をとる為に、更に真実を求めて精査する必要があります。


 以下は、決してアダム家庭のことを語られているものではなく、お父様ご自身のご家庭の内情を語られている御言葉です。お父様は聞く基準がない私たちに全て明らかに語られたなら、一体どうなってしまったでしょうか。

 そうなれば、御言葉を消化できない日本エバ国はサタンの餌食になってしまうことを知っておられましたから、その責めの全てをお父様が負われることによって御言葉は全て復帰原理に照らして抽象的に語られました。

 しかし、時が来れば、遠くない後世たちが、一字一句、明確に読み解かれる日が来ることを確信しています。何故なら、未熟な私にさえ読み解くカギを天は示してくださっているからです。



 神の創造と人間の堕落


 そういう観点(①-1)から見た場合に、神様の命令をアダム(=お父様)エバ(=お母様)に命令すれば、それで下が完成されるのです。エバ(=お母様)アダム(=お父様)の次に、カイン(=孝進様)と一つになればいいのです。アダム(=お父様)の指示する方向にコントロールする方向に相対的に合わせていけばいいのです。


(=お母様)を中心として、長男(=孝進様)(=お母様)が一つになった場合には、お父さん(=お父様)に聞かなくてもいいのです。家庭の規則がそうなった場合には、規則を子供に言い聞かせて、(=お母様)の言葉と一体となった場合には、お父さん(=お父様)お母さん(=お母様)の話を聞いたと同じであり、それから神様の話を聞いたと同じであるというのです。


分かりましたか? (はい)。

便利なようになっているのです。だから、カイン(=孝進様)アベル(=弟)を重視し、アベルとカインが一つとなったら、主体・客体関係で収まるようになっていたのです。


こういう(=孝進様)が堕落したために、みな怨讐なのです。怨讐になってしまったのです。アダム(=お父様)はサタンに対して、「この野郎! 君は神様の王子となるべき(=孝進様)を堕落させて、地獄の王にさせた!」と言うのです。怨讐です。


分かりましたか? 

それでアダム・エバ同士でも、エバ(=お母様)アダム(=お父様)に対して讒訴するのです。「(=お母様)は堕落したけれど、あなた(=お父様)(レアとラケル問題で)主管圏を転倒したから堕落したのだ」と。

(お母様はお父様に対して)責任を転嫁させてしまうのです。それは堕落の傾向です。女はみなそうするのです。女のけんかを聞けば、みな偉そうに、みんな自分が全部いいように、相対は全部悪いように言うのです。みな(お父様に自分の罪を)被せて責任を転嫁してしまうのです。


だから(中心家庭のお母様と子女様たち一人一人が)みな怨讐です。


「この野郎、何をやってるのか! 

(妾問題で)(=お父様)が堕落して、みんなを誘致して!」と、そんな馬鹿なことを(お母様が)言っている怨讐です。

それで、子供(孝進様)は「お母さん(=お母様が)何で堕落して、地獄の長男(=孝進様)になるようにして、何です!」と。みな反対なのです。

だから、(アダム家庭では)(※1)カインが(サタン側に立って)アベルを殺したように(中心家庭でも、サタン側に立った者がお父様に)みな反対するのです。みな(神側とサタン側に分かれて)怨讐になっているのです。


 (神様の家庭にサタン側の)怨讐を植えてしまった(中心)家庭だから、世界(=世界基準の第三イスラエル国)は、みな分散(=分裂)するのです。(その中心家庭では)怨讐のサタンの子供たちが成長して皆、サタンと同じくなったのだから、みな成熟して、自分なりの主張をして誰も(お父様の言うことを)聞かないのです。


「お父さんは何だ?」「サタンだ!」。「君は何だ?」「夫婦だ!」。「旦那は何だ? 妻は何だ?」「君が悪いじゃないの!」。お母さんは子供に「君が悪いじゃない!」。「お母さんが悪いじゃないか!」。兄さんは「何だ! 弟が悪い」。弟を殺して(興進様の昇華に対して孝進様がカインとして関係したという御言葉がある)、「この野郎!」。全部、そういうようにして、(その中心家庭は)みな別れていくのです。


 だから、植えたとおりのこと(=愛の八段階という蕩減路程の中でお母様がお父様と一体となることができず、サタン側になってしまったこと)(子女たちに)結実されるのです。


(子女様たちは)アダム、エバの堕落の実です。


それは、いちじくの木の下でもって淫行行為をして堕落した青少年(二世たち)の倫理問題がなぜこうなるかというと、エデンの園においてそういうようなティーンエージャー(=アダムとエバ)によって人類が堕落して、自由行動でもってめちゃくちゃにさせたものを(そのままお母様に)植えたのだから、(再度メシヤを迎える1992年という)末の結実の収穫期、秋の収穫期になると、全世界(=世界基準の第三イスラエル国)ティーンエージャー(=祝福家庭の二世たち)の混乱期になり、そのために(=子女様、二世)世界(=世界基準の第三イスラエル国の二世たち)も収拾の道がないのです。全部、(統一教会全体が)地獄化していくのです。


≪ 一番犯罪の多い年齢は二十歳、その三年前後のティーンエージャー(=430双、777双、1800双の子女たち)が大変なことになっているのです。 

(1992年のメシヤ宣言の時期に)それを収拾する道は、なぜこうなった(=第三イスラエル国の地獄化した)のかという原因を知らなければなりません。


結果は動機があるからそうなったのであり、その動機を知らなければなりません。動機がこういうものであり、その堕落の結果、このように乱れてきたということです。


分かりますか? (はい)。


(第一次七年路程はレアとラケルの血生臭い闘争がお母様と祝福家庭の女性に起こったことにより、サタンの愛をお母様と祝福家庭の女性に)植えたとおりに(メシヤ宣言以降は)収穫するのです。


 蕩減原則によって、エバ(=お母様)といえば韓国語では、「イゴッパ」「これ見なさい」。「イゴッパ」「早く(お父様と一体化)しろ。エバ」となるのです。「これ見なさい。(お母様が)悪くなった」と言うのです。


(エデンの園で)エバは堕落のために何をしたかというと、(夫になるはずだった)アダムをだましたのです。それから(=神様)です。神様は親です。父子をだましたのです。


こういうふうにして、堕落したのだから、こういうふうに落ちていったのだから、(本妻と妾、お母様と祝福家庭は)それを反対に(=蕩減)して上がってこなければなりません。(アダム家庭と)同じものをひっくり返して(=本妻と妾を入れ替えて)上がってこなければなりません。


分かりましたか? 

堕落した正妻(=お母様)の道では、復帰の女(=お母様)(※2)真のお母様が生まれることができないのです。


   

 (お母様が)転覆(=蕩減)して反対に上がる(=神に帰る)のだから、正妻(=レア=お母様)一人では、二人(=レアとラケル)のことができません。(レアとラケルの)二人が必要です。


そして、こういうふうになったのです。


(先生が黒板に図―3を書かれる)

   

      図-3


こういうふうに降りていく者(=お母様)が、こういうふうにして(神様のところに)行くには、これは正妻(一人)ではできません。正妻は、それ本妻というのです。本妻(=レア=お母様)としては(妾であるラケルがいなければ、一人では神様のところに)上がることができないのです。

これが(=ラケル)です。妾、妾です。 (本妻は)妾の系統を中心として(=妾と一つになって神様のところまで)上がっていくのです。


 (※3)だからサタンは、ヤコブ(お父様はご自身のことをヤコブに重ねて語られていますから、ヤコブとはお父様のことであるとみれば、文脈に生きてきます。)の時に、ヤコブは神の選民として帰る代表の家庭です。そのヤコブの家庭(=中心家庭のお母様と祝福家庭の女性、本妻と妾、レアとラケル)によって、堕落したすべてを清算していかなければならないのです。


(しかし、)神の血統を考えて見た時、堕落したために生まれたサタンの血統をみな殺してしまうことはできません。


殺してしまった場合には、女がなくなるのだから、メシヤという真の父母が生まれる基地がなくなるのです。


分かりますか?


 (だから、蕩減が清算しきれなくても、讒訴条件を)残さないわけにはいかないのです。


それで(真のアダムはお母様の蕩減を清算する為に)(=妾)をたくさん持たないといけないのです。それで、(メシヤは)妾として、妾の女を連れて神のほうへ戻っていかなければなりません。


そうなるというと、妾は本妻の、正妻(=お母様)の怨讐です。(怨讐のままでは)地獄にみな同じく入ります。(お父様を中心として本妻と妾は)抱き合って転んで、そこに行こうというのです。大変なことです。


これ(=本妻と妾)をなだめて一つにならなければならないという、復帰された(中心)家庭にはそういう内縁(=蕩減)があることを知っているのだから、神様はそれを収拾する(=一体化させる)ために、「怨讐を愛せよ」ということを発布せざるを得ませんでした。(=統一教会のこの様なレアとラケルの闘争が原因となって摂理国家に火が付き、アメリカの「ウォーターゲート事件」になったと見ることができます。そして、この事件に対して、お父様はアメリカの代表的新聞に「許せ、愛せ、団結せよ」という意見広告を公布しました。ここでは、このことを言っていると思われます。)



分かりました? (はい)。


 聖書の「怨讐を愛せよ」という話は何かというと、一家(=中心家庭)においては、(子女たちは)兄弟です。レア・ラケルと同じように、姉妹の関係が共に一つの愛の後孫(=お父様とレアとラケルの三人によって生まれた子女たち)を取り合って戦うようになっているのです。(レアはラケルと一つになって)それ(=子女たち)を一つにしないというと、天国に入れないのです。


それで神様は未来の世界(=第三イスラエル国が過ぎ去った第四イスラエル圏、または、1995年までの第一次40年路程が終わり、第二次40年路程がサンパウロ宣言によって始まったということは、第三次40年路程もあることをあらわしている。)を望みながら、こういうような愛の怨讐圏が一家(=中心家庭と祝福家庭)にかかっており、それを収拾しないといけないことを知っている神様は、遠い未来世界(=第四イスラエル圏)に向けて「怨讐を愛せよ」ということを発布、発表せざるを得なかったということです。


分かりましたか? (はい)。


どんなに難しいことであっても、これを収拾せざるを得ないのが(第三イスラエル国であるお母様と祝福家庭の)女たちの十字架です。堕落した女(お母様と祝福家庭)が蕩減復帰の道を逆さまに行く、この運命を避けることはできません。こういうような内容です。 



(※3)は後のブログで引用します。



次回につづきます。
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