前回の《⑥》のつづき・・・

《　『蕩減復帰の峠を越えましょう』　》

　　　　（女性修練会） 1993.12.20　　韓国・済州研修院

この御言葉を読むにあたって

　（黒文字・紫文字は御言葉です。御言葉は省略していません）

　（赤文字）は注釈として私が入れた言葉です。

　（茶文字）も注釈です。

《　》内は、お父様が【　】で語ろうとされたことに対して、予め語られた原理的な要約になり、この【　】内は、統一教会の摂理的実態が語られています。

つまり、お父様は《　》を語ることが目的ではなく、【　】を語ることが目的であったことが分かります。

しかし、抽象度が強いために【　】の真意を理解した者は皆無だったと思います。

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本日は　《⑦ー1》です。

《　⑦ ー1　》　お父様が語られた原理的要約

《　ヤコブの家庭、モーセの七十二長老、イエス様の一二〇門徒がみなイエス様の氏族として、国に入籍するような基盤なのです。そこには、家庭が入っているし、氏族が入っているし、民族、国家が入っているのです。失敗した内容を全部引っくるめると一二〇軒です。

一二〇軒の門徒たちが祝福されて、地上のイエス様の後孫と共に、血統の組み合わせをなすような相対関係になった場合には、（※1）その一族〔 ＝中心家庭にあるレアとラケル、更に、中心的祝福家庭（ 36 , 72 , 143家庭 ）が一致団結して一族となった場合 〕は世界を動かして余るようになるのです。

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（※1）

　「その一族〔 ＝中心家庭にあるレアとラケル、更に、中心的祝福家庭（ 36 , 72 , 143家庭 ）が一致団結して一族となった場合 〕は世界を動かして余るようになるのです。」

　この蕩減原則は再臨時代も同様です。

　統一教会を歩いて来た者にとって、最も力を得て誇らしく感じて胸を熱くしたことは、お父様が掲げられた統一運動の方針に対して、私たちが一致結束して歩調を合わせたとき、国と世界が統一教会の方向に同調して動いたと思えた時でした。

　その最たるものが、勝共運動による共産主義の衰退によるベルリンの壁の崩壊であり、アメリカにおけるワシントン大会の勝利であり、レーガン大統領の当選であり、ゴルバチョフ書記長との会談であり、北朝鮮の電撃的訪問による金日成との会談であり、他にもいろいろとありました。

　また、この反対に、統一教会の中に不一致、不信が生まれて一族に乱れが起こった場合、世界に、特に韓国、日本、アメリカ、また、中東地域に様々な問題が起こるようになりました。特に、お父様の聖和の前後あたりから顕著になったことは、この不一致と不信に世界が同期して混乱に巻き込まれるようになりました。この問題は《　前回の記事　2⃣　》で取り上げましたように、常にこのバロメーターになっているのが中東問題です。

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死なずにイエス様が二〇〇〇年の歴史を通して、世界を統一したとするならば、生きた血統を持ったイエス様の直系のその民族は、国家基準を超えて、世界は既に一つの地上天国になっているはずです。だから、（※2）再臨ということはないのです。　　》

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（※2）

再臨とは、イエス様が再臨することですから、イエス様が残された蕩減をきれいに整理することが必要であり、更には、イエス様が成そうとされた復帰摂理の目的を全て地上に成し遂げることにあります。

　そして、イエス様はカインたちの全ての蕩減を責めることなく背負われて、十字架上に供え物になられたように、再臨のメシヤもカイン圏として立ったで全ての信徒たちを許されて自らが聖和の供え物になられたました。

　しかし、再臨のメシヤが聖和されることによって、神側が全てを失ったかのように思われるかも知れませんが、実際はそうではなく、イエス様の時のように、（私自身の体験からしても）お父様も復活してこの地上に役事が始まっていると確信します。
　私たちがこの恵みに預かるためには、他を責めるのではなく、自らの罪を悔い改めてお父様の前に立つ必要があります。（これは、現在の私自身の課題でもあります。）

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【　⑦ －2　】　　統一教会の摂理的実態

【　今、先生が語っている成約時代は、その時（＝第二次大戦後）に始まって、先生がなしている氏族メシヤも（その時に）派遣されて、家庭的メシヤ、そしてアダム家庭を復帰して、血統転換、所有権転換、心情転換を一族で成して、神の国に入籍した場合には、イエス様を先祖として、その次に弟子たちがみな十二弟子を中心として、こういうふうにつながって、結婚することによって、どんどんどんどん、祝福でもって世界をまとめていくことができたのです。

そうなったら、（現在の延長路程にあるような）先生みたいに、金もかかりません。

分かりましたか？　（はい）。　】